天堂星(てんどうせい) 8点
十二大従星は、人間の一生を12個の星であらわしています。
十二大従星は、初年期・中年期・晩年期と3ヶ所に出ます。
同じ星が2個、3個 出る人も居ます。
今回は、天堂星についてお話します。

天堂星は、老人の星です。山の下りの8合目でピークを通り過ぎたところ。精神の安定、経済的安定をもって山の8合目の位置を維持しようとします。
前にお話した「天禄星」は、山の上りの8合目でした。同じ8合目でも天禄星は11点。天堂星は8点です。油断したら、転んでしまうことがあります。
この星も、土性の地支(丑・辰・未・戌)から出ます。土性は、不動という意味があるので安定させることが必要です。信頼や精神的確立を積み重ねて、完成された人間性が出る生き方を目指すと良いですね。その為には、ある程度の経済的な安定があると心の安定に繋がります。
初年期・中年期・晩年期のどこにあっても、年老いてから良さが出ます。人間性を磨いて信頼された人になると、天堂星が稼働していると言うことです。
天堂星の特徴は、控え目・穏やか・安定感・物静か・用心深い・自制心がある・落ち着きがあるなど、人を押しのけてまで自分が前に出ようとしません。また、若者や後継者などにアドバイス、指導したり、自分の経験を役立てるような役目をします。後始末も上手です。
天堂星を持つ人は、お年寄りに好かれます。お年寄りに寄り添うことが出来るので、介護や医療関係の職業に向いています。また、女性で天堂星があって鳳閣星・禄存星・司禄星・牽牛星・玉堂星の星が2つあると、穏やかな人生を送ろうとするので、家庭生活が円満になりやすいです。
天堂星のエネルギーの強さは8点
リーダーより裏方の仕事が得意です。
ちなみに、動物占いでは、天堂星は「たぬき」になります。
※算命学で、晩年期天堂星が「たぬき」です。
天堂星の初年期・中年期・晩年期

- 「初年期」引っ込み思案 大人しいが、しっかりしたところがある
- 「中年期」用心深い
- 「晩年期」出しゃばらない
- 天堂星が2個以上ある場合は、家庭中心で堅実に人生を歩む
男性は、マイホームパパ 女性は、良妻賢母
算命学は、生年月日と性別から宿命を読み取る中国占術です。
算命学には【立春説】と【冬至説】があります。
年の切り替わりを「立春」にするか「冬至」にするかにより、年干支が相違する為、鑑定結果が異なります。→詳細はこちら